1962-04-24 第40回国会 参議院 農林水産委員会 第32号
空気木炭事件みたいに、何十億のそこに損害ができたけれども、結局何人もまたどこも責任者が一人もいないで、空気のごとく国損が四十九億もできてしまった。そういうことはとうてい許さるべきものではない。私は今の答弁は、内容はきわめて遺憾だけれども満足いたします。 次に進みます。
空気木炭事件みたいに、何十億のそこに損害ができたけれども、結局何人もまたどこも責任者が一人もいないで、空気のごとく国損が四十九億もできてしまった。そういうことはとうてい許さるべきものではない。私は今の答弁は、内容はきわめて遺憾だけれども満足いたします。 次に進みます。
私はかつて二十九年、いわゆる空気木炭事件というのを取り上げて質疑をしたことがありますけれども、あの際にも四十九億の金がどこかへ行っちまった。行っちまったけれども、行っちまったという事実があっただけであって、何人も責任をとった人はない。私は、人のやることですから、間違いがあるということは重々承知をいたします。けれども、その間違いが起こっても何人も責任を負わないということに、国民は怒りを感ずるのです。
○天田勝正君 さらに端的に伺いますが、かって昭和二十四年に、いわゆる空気木炭事件というのが起きた。私も本院でこの問題を取り上げたことがございます。当時の金にいたしまして五十四億七千万円と記憶いたしておりますが、あの膨大な薪炭需給特別会計ですか、の赤字が発生いたしまして、その原因がいろいろと述べられ、そのうちで、私、今でも記憶に残り、かつ不審にたえないのは、こういう項目があった。
私は、少し余談ですが、話が長くなりますけれども、曾つての空気木炭事件だつて、あれだけ五十四億も国費が何処かへ行つてしまつた。ところが早船事件のように、たとえ氷上の一角であつても、その責任者が明らかになつたのならいいけれども、全く責任者がいない。そこがどうも空気木炭事件ということなんでしようが、とにかくそういう始末です。いつでも国若しくは地方公共団体の不始末の跡を顧みますと、責任者はどこにもいない。
例えば私どもが第一期国会から七回まで三年間のうち一番大きいと思つたのは、当時も新聞を賑わしました空気木炭事件でありますけれども、あの五十四億七千万円という金がどこへ行つたかさつぱりわからない。さつぱりわからんのみならず、その責任者がどこにもいない。ここが空気木炭事件の空気なるところなんでありますけれども、一体早船事件などとかいろいろ起りましたけれども、とにかくそれには責任者がいる。
初めは産地における空気木炭の問題がありましたが、これはとつてしまいましたから問題はない。次に輸送業者の、大部分は日通です。日通の問題は、約二億何がしとりましたが、これはとらなかつたら、日通は確かにもうけたらしい。とつたあとで国税庁が調べたところによれば、もうけたどころの騒ぎでなく、赤字になつた。産地はとつた、集荷業者はとつた。
現物不足の問題でも、大体国会でやかましくありました空気木炭と称せられるもの——これは問題を突き詰めまして、全部回收してしまつたのでありますから、初めは損失の原因らしかつたのですが、これは全部おちついてしまいました。残りの国損になつたものは、これは二十五年度だけでありますが、通計しますと七億というものが国損になつておる。
先ず第一には、薪炭特別会計のあの空気木炭であるとか冷凍木炭事件によるところの五十余億円の赤字の補償であります。次いで食管特別会計におけるところの輸送費その他の濫費であります。更には各種公団の廃止に当つて行われましたところの火事泥的な横領その他の極無行為により、国に厖大な損害を與えた問題であります。
それからその次の空気木炭の問題であります。これは現物不足のうちの一部の構成要素をなしておるのでありますが、大体木炭、まき、ガスまき、金額でいたしますと、約三千二百万円程度のものであつたのであります。
それから第三番目に、空気木炭、からす木炭のことですが、長官もこれをお認めになつていらつしやる。このからす木炭なり空気木炭は、国民が非常に疑惧の念を持つておる点であります。
○濱田説明員 政治家関係は、別に空気木炭には——うわさは盛んにありますが、別に政治家のだれかれが来たという覚えは持つておりません。
そこで請負者がそういうふうにカニエ委員が今おつしやつたようにがつちりやつてくれますれば空気木炭はあり得ないわけであります。そこで我々としてはこの生産過程において請負者を相手にとつて現物を出せ、金を出せ、こういうことになるわけであります。
○説明員(濱田正君) 空気木炭という新語の意味でありますが、ないものに対して支払証票が出て、物がないから空気だとこういうわけでありますが、これはなぜ起きるかという問題であります。
ただ私はこの際にもう一応伺つて置きたいのは、いろいろな赤字の原因はあつたでしようけれども、中でもやかましく言われております空気木炭とか、或いは又冷凍木炭とか、冷凍木炭ということは溝口委員がちよつとこの前の委員会で説明しておられましてわかつたんでありますが、空気木炭で過日林野庁の相当な責任ある、地位にあるものが三重県で自殺したとかいうようなことが新聞に出ておりましたが、そういうことが一体どういうことから
御承知のように、その以前に空気木炭事件等もありましたので、政府が在庫のまま買う以上は、その数量を確認して金を出さなければいかぬということで、特に本委員会は決議をもちまして、この買取りにつきましては、公団は明確に在庫の数量を確認して金を支拂わなければいかぬということを指示してある。
昨日の本委員会においても、委員長を通じて大蔵省に警告を発したのでありますけれども、今大蔵省がとつている買取り方法の一部には、かつて起りました空気木炭と同じようなことを、公然と大蔵省はやつている。肥料の担保もとらずして、肥料のメーカーに、からの肥料について十数億の金を融資するということを、しかも公然と得意になつて大蔵省の事務当局は発表している。こういう奇々怪々なことがある。
○篠田委員長 こちらの聞いておることはそうじやなくて、そういう国家の損耗を少しでも減らして、空気木炭を規物にかえて行くというやり方は一応妥当だけれども、あなたの監督下にある三重県の木炭事務所長が、そういうから伝票を情を知りながらつくつておつたということは、これはその金が埋まつたか埋まらぬかということと別問題だ。それに対して監督官庁として何りかの処置をとられたかどうかということを聞いている。
○濱田証人 この点は、現場を調べなかつたということはまことに粗漏なことでありまして、申訳ありませんが、ただ実情を申し上げますと、前々国会において、現物不足の原因といたしまして、十数項目を並べたわけでありますが、その中にいわゆる空気木炭と称するものが大小程度の差こそありますが、たいていの県に出て来ている。
空気木炭とか何とかいうのは現場の問題でありまして、帳簿上の問題ではありませんので、そこで一齊に現場に行つて見て、はたしてあつたかなかつたかということを論証しなければならぬので、われわれの方はその現場に行つておりませんから、そうではないということを反証としてはあげられません。
これは見方によりますと、かつて起りました空気木炭の事件と同じような、空気肥料の事件にさえも発展するような憂いがあるのであります。そこでこの際工場の買取りの問題は別といたしまして、買い取る以上は嚴重なる数量の確認並びに保管を政府はすべきであるということを強く考えましたので、この機会にこの問題にからんで、当委員会から当該所管大臣に要望をしておきたい、かように思うのであります。
それから薪炭特別会計に対しましても、名古屋大阪を十分調査いたしましたが、ことにはなはだしいのは三重県の空気木炭でありました。わずか一日にして数箇村の伝票をつくつて、一千万円の金をとつてしまつた。そうして二月から十一月まで九箇月間これを無利息で使つておつた。
従つてどこのだれという問題は、あちこちの県で空気木炭というのであげられておる事件がありますが、その事件はわかります。しかし生産者団体の傘下のどこのだれが空気木炭を出したかということは、全般的にはわかりません。
○鍛冶委員長 それがいわゆる空気木炭だ。
○鍛冶委員長 世上空気木炭と言われておるのは、それが一番大きなものなんでしよう。貨車をあけてみると何もないのに、何千俵、何方俵送つたというようなことがあつたのです、実際に……。
○富岡証人 いわゆるからす木炭であるとか、空気木炭であるとかいうことが、現実の面からそういう問題が起つておるとりすれば、今お話のような問題に原因しておるんじやないかと思います。
その処理済の内訳、どういうふうに処理したかというのがその次の欄に書いてありまして、最初の段がいわゆる空気木炭と申されますか、烏木炭と言いますかそういう現物で補填したもの、それから現物で補填することができないで、弁償金として徴收したもの、それから輸送車の行方不明というような原因で掲げでありました中から、相手方に渡つておるということが分つて売拂いの調停をしたもの、それから前回の表に差上げましたように、保管中
この点はいわゆる空気木炭と違いまして、帳面上の現物残というものであります。
それから弁償金の徴收が約六千万円、この六千万円の中には先ほど言いましたように、いわゆる空気木炭というものでなくして、物は買つたのだが、産地の中で他の場所へ動かすときに、生産者団体が確かに卸に渡したという証拠のないものが入つたわけであります。
○竹村委員 まあそれはこれ以上お尋ねしませんが、そういう場合にそこに空気木炭とかいうようないろいろな問題があるわけです。そうして関係者にお返しになつて、これはあとで刑事問題になるのでしようが、その建物、器具そのものは返す。しかし事実その出た金というものは、空気木炭で国家の金であつたということになると、はなはだ私は国民として迷惑です。
そこで処理の内容でありますが、前回の国会におきましても御審議を願いましたように、例の空気木炭とかあるいはからす木炭とかいうふうに、現物があるべきところになかつた。
ただそこに空気木炭とか何とかいう犯罪ということがあるならば、それはわれわれの方でなく、むしろ司直の手でやつていただく。われわれはあくまで清算事務として、最後までこれをたたいて行くという考え方であります。
五十四億の穴がある、そのうちの十億ばかりは現金がないとか、或いは空気木炭だとか、炭が生木だつたとかいうことを聞きますが、どんなふうに考えられておられるか。簡單に一分くらいで大体御説明願えないでしようか。どう考えていらつしやるか、十億の空気木炭があるらしい、それから現品がないのに先金が沢山出ておつたらしい、責任者の当局としてはどう考えていらつしやいますか。